奥出雲町の隠れ「鬼」スポット
奥出雲町には、鬼滅の刃に出てくる刀に似ている黒刀「月下の笹」や鬼の舌震、鬼蕎麦以外にも隠れ「鬼」スポットがあります。
【鬼神神社】奥出雲町大呂(鳥上小学校向かい側)
鬼神神社は、出雲国風土記に登場する伊賀多気神社の元宮とされる由緒ある社で、“鬼”ぐらいに霊力が強いとされることから名付けらえたともいわれています。
この神社の入口には、スサノオノミコトとイソタケルノミコトが乗ってきたと伝えられる「岩船大明神」が祀られています。
そして、神社裏手の山には、イソタケルノミコトのご陵墓と伝えられる古墳があるなど、スサノオのヤマノオロチ退治神話にまつわる伝説が残っていることで知られています。
また、松江藩の地誌である雲陽誌(享保2年:1717)には、「…此所を船通山といふ、地元では船燈山ともいう、神の御船化して石となり今なお社辺にあり、昔より御燈現す大きさ毬のことし、いまにいたり是を見る者おほし、世俗龍燈と称す」と記載されており、このことからも、古くからスサノオとヤマタノオロチ退治の神話が語られ、江戸時代になってもヤマタノオロチの御霊が現れると信じられ神社であったようです。
ぜひ、奥出雲町の鬼スポットに足を運んでみてはいかがでしょうか?